10月26日に開幕した第39回東京国際映画祭が、11月4日に閉幕を迎え、クロージングセレモニー、審査委員会見・受賞者記者会見が行われた。 東京グランプリ/東京都知事賞には、ミルチョ・マンチェフスキ監督の『妹兄(きょうだい)とマンホールの蓋』が選出。日本映画からは、『男ともだち』の成田凌が最優秀男優賞を受賞。審査員特別賞はコンペティション部門における初のアニメ作品『魔法の星図』が、同部門初のアニメ作品としての受賞も果たした。
また、『ふたりを結ぶ夜』主演のフー・リンが最優秀女優賞を受賞、最優秀監督賞は『ふたつの自由』のリサンドロ・アロンソ監督が、最優秀芸術貢献賞は『今日が終わるまで』が(その映像表現に対して)、そして観客賞は『ヘイゼル85』がそれぞれ受賞。
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なお、第39回東京国際映画祭の動員(10日間)は、上映動員数6万9072人を記録している(上映作品本数204本 速報値・4日は見込み動員数)。
第39回東京国際映画祭 各賞受賞作品・受賞者、クロージングセレモニーでのゲストコメント、クロージング作品『コロニー/群体』スタッフ・キャストのコメントは以下の通り。
<第39回東京国際映画祭 各賞受賞作品・受賞者>
■コンペティション部門
東京グランプリ/東京都知事賞
『妹兄とマンホールの蓋』(北マケドニア/ブルガリア/セルビア/アルバニア/イタリア/イギリス)
審査員特別賞
『魔法の星図』(シンガポール)
最優秀監督賞
リサンドロ・アロンソ監督(『ふたつの自由』、チリ/アルゼンチン/ルクセンブルク/ドイツ/イギリス)
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最優秀女優賞
フー・リン(『ふたりを結ぶ夜』、フランス/香港)
最優秀男優賞
成田凌(『男ともだち』、日本)
最優秀芸術貢献賞
『今日が終わるまで』(セルビア/ブルガリア/スロベニア/モンテネグロ/クロアチア/ドイツ)
観客賞
『ヘイゼル85』(ベルギー/オランダ/ドイツ)
Nippon Cinema Now 作品賞
『シルバー・エクスプレス』(日本)
審査委員特別賞
『いえないふたり』(日本)
アジアの未来
作品賞 『シェリフェ』(スイス/トルコ)
スペシャルメンション 『12月のジャニ』(インドネシア)
アジア学生映画コンファレンス
作品賞 『太陽の下を駆け抜けて』(ベトナム)
審査委員特別賞 『すべて順調』(シンガポール)
審査委員特別賞 『彼女のすべて』(韓国)
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東京国際映画祭 エシカル・フィルム賞
『夢から覚めることはそうない』(ドイツ/ウクライナ)
黒澤明賞
呉美保監督、モハマド・ラスロフ監督
<コンペティション受賞者コメント>
■観客賞受賞 『ヘイゼル85』 テオドラ・アナ・ミハイ監督
受賞者として登壇して、言葉を発するとは思いませんでした。私の作品を観ていただき、ありがとうございます。作品を作るとき、観客に共感してほしいという気持ちで作っています。私の最大のインスピレーションの源でもある、子どもたちにも感謝したいです。
■最優秀芸術貢献賞受賞 『今日が終わるまで』 イェレナ・マクシモヴィッチ監督
私の作品を選出してくださってありがとうございます。私とこの作品に関与したすべての人たちを代表して感謝申し上げます。この受賞ですが、自由のために闘っているセルビアの学生にも捧げたいと思います。
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史アック最優秀男優賞受賞 『男ともだち』 三島有紀子監督(成田凌 代理登壇)
この光景を成田凌さんに見せたいですね。成田凌さん、本当におめでとうございます。そして成田さんの良さを、審査員の皆さん見つけてくださって、本当にありがとうございます。成田さんは沈黙の中に、そして、身体性の中に、そして、言葉の裏に、感情を宿すことができる俳優さんです。私たちはもう本当に彼を信頼していましたし、この作品を豊かにしてくれたと思います。この映画は、男ともだちがずっと見る、という行為を続けます。彼は、我々の現場もずっと見て、監督の私のこともずっと見て、そばにいてくれました。
一つだけ、彼の素敵なエピソードを話させてください。撮影でどうしても雪が降ってほしい日に、全然降らなくて。私が空を見上げて「雪降ってくんないかなあ」って言ってたら、成田さんが横で「雪、降れ」って、空に向かって言ってくれて。それで、雪が降ったんです。彼はそういう映画を、そして現場を豊かにする力がある俳優さんだと思います。成田凌さん、本当におめでとうございます。 私たちは全員、あなたのことを心から誇りに思っています。
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■最優秀女優賞受賞 『ふたりを結ぶ夜』 フー・リン
私のチームのメンバー、私を育ててくれた両親、母校である北京電影学院の先生方、そしてずっと応援してくださった皆さんに心から感謝を申し上げたい。
■最優秀監督賞受賞『ふたつの自由』 リサンドロ・アロンソ監督 動画コメント
このような評価をいただき、とても嬉しく思っています。このプログラムの一員になれたことを光栄に思います。いつか別の作品とともに、ぜひそちらへ伺いたいと思っています。現地にいた友人から、上映の様子や観客の反応を聞くことができ、とても嬉しかったです。私が深く、特別な思い入れを抱いている作品に、この素晴らしい評価をくださった審査員のみなさんに感謝します。
■審査員特別賞受賞 『魔法の星図』 スン・シュン監督
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東京国際映画祭への出品が決まったと聞いた時、本当に驚いたのですが、今日ここに立つことが出来て、より大きな喜びを味わっています。なにせ、この作品の完成までに10年もかかりましたので。映画祭、審査員の皆さん、制作に携わってくれたチームのメンバー、そして私の家族に心からの感謝を伝えます。この経験を大切に、よりよい作品を生み出していきたいです。
■東京グランプリ/東京都知事賞受賞 『妹兄とマンホールの蓋』 ミルチョ・マンチェフスキ監督 動画コメント
『妹兄とマンホールの蓋』を愛してくれて嬉しいです。東京国際映画祭は、世界で一番好きな映画祭のひとつです。この賞は実現しないかもしれなかった風変わりな映画へのささやかな名誉回復です。変わった家族の物語であり、持てる者と持たざる者の物語であり、メッセージではなく人間を描いた映画です。この映画を東京へ導くにあたり献身と安定した手腕を発揮してくれました。ありがとうございました。
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<クロージング作品『コロニー/群体』スタッフ・キャストコメント>
■ヨン・サンホ監督
劇場では、自分が生きていて経験することができない非日常を、安全に集中して経験できます。ぞっとするような状況を映画館で満喫してほしいです。この映画が扱っているテーマについて一緒に映画をご覧になった皆さんと長い時間をかけてお話しできると嬉しいです。
■ヤン・ユミン
東京国際映画祭で、日本の観客にコロニーを紹介出来て嬉しいです。本作は劇場で楽しむにぴったりなコンテンツです。アクション、音楽、演技の熱演すべてお楽しみいただけます。ゾンビが新しい形で紹介されているので、そこにも注目していただきたいです。
■ク・ギョファン
この作品を紹介できて嬉しいです。映画をご覧になった後、ぜひ多くの方と語り合っていただければと思います。皆さんの感性に訴えかけてくる作品だと思います。皆さんのエキサイトしている姿、そして皆さんがこの作品を見て感じてくださったことを、私も知りたいです。
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■奈緒
このような東京国際映画祭の場で、尊敬する皆さまと一緒に舞台に立ててとても光栄に思います。この物語は1つの建物の中で起こります。 なので映画館で見ると、まるで自分たちもその建物の中に一緒にいるような体験をすることができます。私自身初めて見る、アップデートする軍隊のゾンビという新しい出会いをする事ができた映画です。
■梶裕貴
素敵な場で素敵な作品の吹替声優として来られて嬉しいです。本作のキーワードは「早い」ということだと思います。感染の早さもそうですけど、ゾンビ、いわゆる感染者たちの動きがものすごく早くて、それが4足歩行から2足歩行に進化していっていう恐怖もあるんですけど、その身体表現が、このテクノロジーが進化している中で、コンテンポラリーダンスのダンサーの方たちの表現によって、本当に信じられないような動きがスクリーンで繰り広げられます。
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