俳優の三浦宏規と上白石萌音が26日、東京都内で行われたミュージカル『ミー&マイガール』の製作発表に、星風まどか、小野田龍之介、荒川務(劇団四季)、池田成志、瀬奈じゅん、演出の小林香と共に出席。三浦と上白石が作品の舞台であるランベスで撮影した秘蔵写真も公開された。 本作は、1937年にロンドンで初演された、『マイ・フェア・レディ』の逆転版ともいわれるミュージカル。名門貴族ヘアフォード家を舞台に、ロンドンの下町ランベス育ちの青年ビルが紳士へと成長していく姿と、恋人サリーとの恋模様を、英国のミュージックホール音楽をベースにしたテンポの良い音楽と軽快なタップダンスで描く。ビルを三浦、サリーを上白石が演じ、ダブル主演を務める。
この日の会見は、都内のホテルの庭園で行われる予定だったが、雨天のため、急遽室内に変更となった。そうした経緯から、三浦は冒頭のあいさつで「中庭の池の水まで抜いていただいて、準備万端だったそうですが、使えず…」と舞台裏を明かしつつ、「残念な気持ちはありますが、ロンドンは基本的には雨模様のことが多いので、これもロンドンっぽくていいのかなと思います」と楽しそうな様子を見せた。
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また、上白石は、「小学生のときにDVDでこの『ミー&マイガール』を観て以来、本当に大好きな作品で、サリーの曲を密かに練習していました。こんな形で思ってもいなかった夢が叶って幸せです」と笑顔で語った。そして、「稽古も始まっていますが、お芝居も歌もダンスも本当に濃くて、骨太で、『ああ、ミュージカルをやっているな』と毎日、感じています。幼い頃から大好きであこがれ続けたミュージカルにどっぷり身を浸して、夢が詰まったこの作品でできることを精一杯頑張りたいと思います」と意気込んだ。
会見では、三浦と上白石が舞台『千と千尋の神隠し』で共演した際、ロンドンで撮影した秘蔵ショットも公開。本作での共演が決まっていた二人は、『千と千尋の神隠し』の公演の合間を縫って、本作の舞台となるランベスを訪れたという。三浦は「これは行かないと、と思って調べたら、(『千と千尋の神隠し』を上演していた劇場から)近かったんです」と話す。上白石も「夜公演の前に、小雨が降る中を行きました。本当にのどかなところでした。歌詞に出てくる小さな教会にも行きました」と振り返った。
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大きなパネルに引き伸ばされた二人のランベスでのツーショット写真が公開されると、三浦は「こんなに大きく焼かれると思わなかった」と苦笑い。すると上白石は「ごめん、提出したのは私です」と笑いながら応じる場面も見られた。
また、作品にちなんで、「価値観の違いや理解し合えないと感じながらも、分かり合えたというエピソード」を聞かれると、三浦は「SNSの使い方についてなのですが…」と切り出し、「10何年前に『今日も頑張りました』と自撮りを上げたことがあるのですが、それを見たマネージャーさんから、8スクロール分くらいの長文で怒られたことがあるんです。まず、『その顔が良くない』。つまりかっこよくなかったんです。それから『これを上げるあなたは、何が目的なのかが分からない。SNSもブランディング戦略の一つなのだから、意図をもって上げなさい』と。当時は10代だったので、なんで『お疲れさま』という写真を撮っただけで怒られるんだろうと思っていましたが、ちょっと大人になって、SNSで失敗している人を見ると、あのときのあの言葉がすごく沁みます。教えていただいて、すごく感謝しております」とエピソードを披露。
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続いて上白石は「このエピソードの後に何を話せばいいの?」と笑いながらも、「この『ミー&マイガール』は、コメディなのでジョークが散りばめられているんです。そのジョークは、世相とか社会状況を汲んでのジョークなのですが、現在では何が面白いのか分からないジョークがいっぱいあって。でも、それを小林さんが1個1個つまびらかにしてくださって、これにはこういう背景があるからこういうジョークになっていると言われると、めちゃくちゃ面白い。知るって楽しいし、知りさえすれば価値観の差は埋まるんだと感じられる脚本なんだなと思いました」ときっちり作品に話を戻して締めくくっていた。
ミュージカル『ミー&マイガール』は、12月6日~27日東京・EXシアター有明、2027年1月3日~24日福岡・博多座、1月31日~2月8日大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演。
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