コブクロの名曲をつないで紡ぐミュージカル朗読劇『コブクロ JUKE BOX reading musical “FAMILY”』。その第3弾が、7月29日より東京・I'M A SHOWにて上演される。生と死の狭間で出会った男1と男2、たった2人だけで進む物語は、日替わりのペアごとにまったく違う色を帯びる。7月30日に登場するのは、ともに本作の経験者であり、プライベートでも親交の深いspiと内藤大希。互いを知り尽くした2人だからこそ挑める“新しい形”とは。稽古終わりの2人に、作品への思いを聞いた。
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◆仲良しすぎる2人のキャスティングは“ある意味挑戦”!?
――実際に稽古をしてみた現時点での手応えはいかがですか。
spi:手応えは、全くないですね(笑)。今回は3度目の出演だからこそ、今までと違う挑戦をさせてもらうのですが、これがめちゃくちゃ大変で。ここからどうしていこうかな、と考えているところです。
内藤:僕としてはspiがどういう風に役を作ってくるか次第という感じで。今日の稽古はまだミザンスをつけてみただけなので、これからが楽しみです。
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――今回、お二人が組むにあたって、事前に相談したことはありましたか。
spi:キャスティングが決まったとき、すぐ大希に電話したんですよ。「こういうことを今回はやってみたいんだけど、いい?」って。ストーリーを知っている方なら分かると思うんですが、誰がどう見ても、僕らには“僕ららしい”配置があるんです。でも、そこに変化を与えてみたらどうなるのかなって、すごく気になったし、面白そうだなと思って「やってみたい」とお願いしました。ただ、大希にも負担がかかることなので、そこだけは心配で。ありがたいことに、大希も「やりたい」と言ってくれたので、この形に決まりました。
内藤:僕らのイメージをある意味で壊していくような挑戦が、僕も面白いなと思ったんですよね。見た目のキャラクターイメージの制約がない朗読劇だからこそできることでもあるし。spiは心配してくれましたけど、僕もこの作品の経験者なので、そういう意味ではspiに集中できるのでよかったなと。今回のspiの挑戦の相手をするのは大変だと思うから(笑)、2回目でよかったよ。
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spi:(笑)。
――本作は日替わりで様々な組み合わせのキャストが演じます。友人でもあるお二人がペアを組む回は、どんな色になりそうですか。
spi:はっきり言って、やばいです。これはキャスティングミス(笑)。
内藤:こらこらこら(笑)。記事にできなくなっちゃうから!
spi:大希の顔を見て真面目に芝居できるかっていう、ある意味で挑戦なんですよ。
内藤:あははは。でも、たしかにね。
spi:「真剣にやろうね」って言っているんですけど、仲良すぎちゃうからどうしてもふざけて笑っちゃって。“笑ってはいけない「コブクロ JUKE BOX」”みたいになっています(笑)。芝居って初めましての人の方がやりやすくない?
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内藤:そうだね。
spi:相手をよく知らないからこそ、お芝居を通じて知っていくんだけど。今回は大希をすごく知っている分、知らない人のふりをしなきゃいけないのが、めっちゃしんどいなと思ってますね。
内藤:たしかにね。今日、立ち稽古をしてみましたが、僕らの体格差も一つの要因になっていて。二人ならではの見え方をどう表現していくかが、今の段階での課題です(笑)。
◆お互いの尊敬している部分を照れながら告白
――そんな仲良しなお二人ですが、お互いに俳優として尊敬している部分を教えてください。
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spi:舞台って約束事が多いじゃないですか。僕はその約束事を守るのに、すごくカロリーを使うし、すぐ約束事を破って怒られるんですよ(苦笑)。でも大希は、約束事を守ることに対してあんまりカロリーを使ってない感じがする。それはすごく羨ましいなと思っています。
内藤:僕からすると、約束事という制約に対して常に疑問を持ち続けられるって、すごく素敵なことだなと思うんですよね。戯曲に出てくる役にも何か目的があって行動するじゃないですか。それが、spiの「どうして?」という感情にリンクするというか。溢れ出るものが、spiにしか出せない、要はオリジナルブランドですよね。だから、いいんですよ、spiという俳優は。
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spi:めちゃくちゃいいこと言ってくれる。うれしい。
内藤:それでいて、すごく軽やかな歌声で。spiの歌声を初めて聴くと驚くじゃないですか。そこがまたいいなと思います。
spi:うれしいなぁ。でも、舞台をやるにあたって、「この見た目からこういう歌声が出そうだよね」という歌声が出た方が絶対にいいんですよ。その点、大希は絶対的主人公という見た目と歌声の一致がある。だから正統派ミュージカル俳優の道を歩めているわけじゃない。
内藤:いやいやいや。
spi:あなたは歩んでいるからね。普通の人は(『レ・ミゼラブル』の)マリウスなんてできないんだから! そういう全体的なバランスが、主演タイプの歌声だなと思いますよ。
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内藤:ありがとう(照)。
――最後に公演を楽しみにしている読者へのメッセージをお願いします。
内藤:spiの挑戦という話を聞いて、お客さんも「spiがどうなるんだろう」ってワクワクしていると思いますが、僕も同じ気持ちです。ワクワクした気持ちと、物語を最後まで一緒にspiと乗り越えられるような心づもりを持って、この作品に臨みたいなと思っています。一緒にspiを楽しみましょう!
spi:なんで大希からのメッセージで俺のプレゼンしてんの?(笑)
内藤:いいんだよ。だって、みんなspiの挑戦がどういう意味か気になってるはずだから(笑)。はい、次spiね。
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spi:まだ組み立てているところですが、今回は僕らならではの違ったアプローチでいこうかなと思っています。今回が2回目、3回目だよという方は、信頼し合っている仲良しな僕らの空気感を安心して観てほしいし、これまでのイメージとは違う僕らの姿を楽しんでほしいなと思います。初めて観る方は、びっくりするほど泣くと思うので、ハンカチではなくタオルを持ってきた方がいいと思います、とお伝えしたいです。
(取材・文:双海しお)
『コブクロ JUKE BOX reading musical“FAMILY” vol.3』は、7月29日~8月9日東京・I'M A SHOWにて上演。
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