クランクイン!
 市川中車、市川團子が出演する歌舞伎町大歌舞伎 三代猿之助四十八撰の内『獨道中五十三驛(ひとりたびごじゅうさんつぎ)』が、5月よりTHEATER MILANO-Zaにて上演される。新宿歌舞伎町という歌舞伎になじみのない土地で、三代目市川猿之助(二世市川猿翁)が復活させた演目をそのスピリットごと引き継ぎ届ける2人に、本作の魅力や歌舞伎初心者でも楽しめるポイントを教えてもらった。
◆「三代猿之助四十八撰」の人気演目挑戦に並々ならぬ思い
 『東海道四谷怪談』や『桜姫東文章』で知られる四世鶴屋南北が手掛けた本作は、長らく上演が途絶えた後、昭和五十六(1981)年に三代目市川猿之助(二世市川猿翁)が歌舞伎座にて通しで復活上演。澤瀉屋の中でも特に人気が高い作品で「三代猿之助四十八撰」のひとつに数えられている。
 今回中車は本作において屈指の人気を誇る「岡崎無量寺の場」で十二単をまとって宙を飛ぶ猫の怪を勤め、THEATER MILANO-Zaでの初宙乗りに挑む。一方の團子は、常磐津を用いた舞踊『写書東驛路』で、お半と長吉、老若男女から雷まで十三役を早替りで勤める。
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