安蘭けい・田村芽実・昆夏美らが出演するミュージカル『FOUR MINUTES -4分間のピアニスト-』が、12月に東京芸術劇場シアターウエスト、2027年1月に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演されることが決定した。 本作は、2006年に発表され国内外で数々の映画賞を受賞したドイツ映画『4分間のピアニスト(英題:Four Minutes)』をもとに、2021年に韓国で初めてミュージカル化。獄中の天才ピアニストと、受刑者にピアノを教える教師との魂の衝突が、やがて共鳴していく姿が描かれる。
映画に感銘を受けた、韓国を代表するミュージカル俳優で日本でも『レ・ミゼラブル』などに出演経験のあるヤン・ジュンモがプロデューサー兼芸術監督を務め、国立チョンドン劇場との共同制作によりミュージカルとして上演。第6回韓国ミュージカルアワードでは作品賞をはじめとした主要部門へノミネート、翌2022年にも再演が行われている。
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そして今回、第33回読売演劇大賞最優秀演出家賞を受賞した気鋭の演出家・稲葉賀恵を迎え、2026年に新たなミュージカル『FOUR MINUTES -4分間のピアニスト-』として日本で初演する。
刑務所へピアノを教えにやって来たクリューガーは、問題児として扱われるジェニーの類まれなるピアノの才能を見抜き、彼女をコンクールへ出場させるためレッスンを開始する。第二次世界大戦後のドイツで暗い過去を抱えながら規律に従って生きてきたクリューガーと、幼少期のトラウマから心を閉ざし、激しい感情を内に秘めてきた少女ジェニー。対照的な二人が激しく衝突しながらも、ピアノを通して互いに向き合っていく。
厳格なピアノ教師クリューガー役には、元宝塚歌劇団トップスターで数多のミュージカル作品に出演し第一線で活躍し続ける安蘭けい。「ヤン・ジュンモさんからクリューガー役にとお声がけいただき、大変光栄です。昆夏美さん、田村芽実さんというパワフルなお二人とご一緒できるので、まさに、魂のぶつかり合いのような作品になるのではないかと、今から身の引き締まる思いです」と語る。
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天才ピアニストのジェニー役は、同じく多くのミュージカル出演経験を持ち歌唱・芝居ともに抜群の安定力を持つ昆夏美と、パワフルな歌唱と愛嬌あふれる表情の変化で観客を虜にする田村芽実が、ダブルキャストで演じる。
昆は「少人数で描かれる濃密なストーリーとダイナミックかつ繊細な音楽に、稲葉賀恵さんの演出。どんな世界を見ることができるのか楽しみで仕方ありません」と期待をにじませ、田村は「この作品の資料を沢山拝見し、ジェニーという役を命をかけて演じたいと強く思いました。ワクワクよりも、魂を捧げる覚悟でこの役に向き合いたいという思いが強く、身の引き締まる思いです」と意気込む。
そのほか、物語の舞台となる刑務所の看守ミュッツェ役に、近年舞台のみならずドラマや映画にも出演する松岡広大。ジェニーら囚人を監督する立場でありながら、自らもピアノを弾き、クリューガーに認められたいと願う青年を演じる。
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若き日のクリューガーの恋人ハンナ役を、高い歌唱力に定評のある乃木坂46の林瑠奈が務め、クリューガーの秘めてきた過去を浮かび上がらせる。
韓国オリジナル・プロダクションのプロデューサー&芸術監督であるヤン・ジュンモは「人生のどん底を生きる二人の女性が、互いにどのように希望となっていくのか、そしてその希望が観る私たちにどんな贈り物をもたらすのか、私が愛する日本の観客の皆さまにもぜひ劇場で公演をご覧いただき、ご確認いただければ嬉しいです」とメッセージ。
日本版演出の稲葉は「自分の音楽を見つけること。自分の人生の主導権を取り戻すこと。水槽の底、荒野の果て、打ちひしがれるような世界の中で 2人の女性を中心とした登場人物たちがもがきながら光を見つけ出す姿をグロテスクに、でも美しく、原作に敬意を表しながら自分なりの視点で日本版として打ち返してみようと思います」と抱負を語っている。
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それぞれの魂がぶつかり響き合いながら辿り着く先で、許された演奏時間は4分間。濃密な空間で繰り広げられる、体当たりの人間ドラマに期待が高まる。
ミュージカル『FOUR MINUTES -4分間のピアニスト-』は、12月に東京・東京芸術劇場シアターウエスト、2027年1月に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。
キャスト、スタッフのコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■安蘭けい(クリューガー役)
また素敵な作品に巡り会えたことを、とても嬉しく思っています。ヤン・ジュンモさんからクリューガー役にとお声がけいただき、大変光栄です。昆夏美さん、田村芽実さんというパワフルなお二人とご一緒できるので、まさに、魂のぶつかり合いのような作品になるのではないかと、今から身の引き締まる思いです。演出の稲葉さんとは今回が初めましてなので、どんな作品が立ち上がるのか、とても楽しみにしています。
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■昆夏美(ジェニー役/ダブルキャスト)
ジェニー役を演じさせていただきます、昆夏美です。またひとつ面白い作品に出会えたことに感謝しております。少人数で描かれる濃密なストーリーとダイナミックかつ繊細な音楽に、稲葉賀恵さんの演出。どんな世界を見ることができるのか楽しみで仕方ありません。そして公私共にお世話になっているヤン・ジュンモさんが韓国でのプロデューサーということで、その繋がりにもご縁を感じています。精一杯努めたいと思います。
■田村芽実(ジェニー役/ダブルキャスト)
この作品の資料を沢山拝見し、ジェニーという役を命をかけて演じたいと強く思いました。ワクワクよりも、魂を捧げる覚悟でこの役に向き合いたいという思いが強く、身の引き締まる思いです。また、稲葉さんの演出が今からとても楽しみですし、安蘭けいさんは尊敬する大先輩でいらっしゃるので、ご一緒するのを想像するだけで幸せです。更に、憧れていた昆さんと同じ役を務めさせて頂く日が来るとは…本当にまだ信じられません。精一杯、覚悟を持って努めさせて頂きます。
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■ヤン・ジュンモ(韓国オリジナル・プロダクション プロデューサー、芸術監督)
2006年に韓国で初めて『4分間のピアニスト』の映画を観て、ラスト4分間の演奏シーンをミュージカルの舞台で実現したいという願いを叶えることができました。人生のどん底を生きる二人の女性が、互いにどのように希望となっていくのか、そしてその希望が観る私たちにどんな贈り物をもたらすのか、私が愛する日本の観客の皆さまにもぜひ劇場で公演をご覧いただき、ご確認いただければ嬉しいです。
■稲葉賀恵(日本版 演出)
映画『4分間のピアニスト』は大好きな映画でした。ただこの作品をミュージカルに、とお聞きした時は予想もつかない発想に驚きました。しかし頂いた戯曲から迸る登場人物の生命力と、予想だにしない彩のある音楽を聞いて、なるほど、と気持ちよく裏切られたことを覚えています。
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自分の音楽を見つけること。自分の人生の主導権を取り戻すこと。水槽の底、荒野の果て、打ちひしがれるような世界の中で2人の女性を中心とした登場人物たちがもがきながら光を見つけ出す姿をグロテスクに、でも美しく、原作に敬意を表しながら自分なりの視点で日本版として打ち返してみようと思います。ご期待ください。
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