累計発行部数3000万部を突破する大ヒットコミックを豪華俳優陣の競演で実写化したシリーズ最新作、映画『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』が、いよいよ3月13日(金)よりスクリーンに登場する。埋蔵金をめぐるミステリーやド迫力のアクション、続々と登場する個性豊かなキャラクターなど、すべてが唯一無二の面白さ! 圧倒的熱量で観る者を巻き込んでいくような魅力があり、原作未読の人もどっぷりとその沼にハマっていくこと必至のシリーズとなっている。一度足を踏み入れると抜け出せない、『ゴールデンカムイ』の世界。実写映画第1弾『ゴールデンカムイ』&その続編となる連続ドラマ『ゴールデンカムイ 北海道刺青囚人争奪編』を振り返りながら、本シリーズの見どころをご紹介したい。
■手にするのは誰だ――“埋蔵金争奪サバイバル・バトル”開幕ッ!
野田サトルの大人気コミックを、山崎賢人主演で実写化した本シリーズ。舞台は、明治末期の北海道。日露戦争においてもっとも過酷な戦場となった二〇三高地の死闘を生き延びた元兵士の杉元佐一(山崎賢人)は、戦死した幼なじみとの約束を果たすために、一攫千金を夢見て北海道で砂金を集めていた。そこで杉元が耳にした噂が、物語の発端だ。
続きを読む
「アイヌ民族が隠していた莫大な金塊を、強奪した男がいる。金塊を奪った男=“のっぺら坊”は、捕まる直前に金塊をとある場所に隠し、そのありかを記した刺青を24人の囚人の身体に彫り、彼らを脱獄させた。囚人の刺青は、全員で一つの暗号になっている」というのだ――。それが単なる噂ではないと知った頃、杉元は、野生のヒグマの襲撃から助けてくれたひとりのアイヌの少女と出会いを果たす。「アシリパ」(山田杏奈)という名の少女は、金塊を奪った男に父親を殺されていた。金塊を追う杉元と、父の仇を討ちたいアシリパの目的が一致。24人の刺青を探すべく、相棒となった2人の旅が始まる。
アイヌが遺した埋蔵金、そのありかを暗号として記した刺青、“のっぺら坊”という謎の男の存在など、物語の柱となるミステリー性に大いにゾクゾクとさせられる。莫大な金塊を狙っているのは、もちろん杉元とアシリパだけではない。最新作を観る前に抑えておきたいのは、三つ巴の様相を呈していく争奪戦の構図だ。
続きを読む
勢力のひとつとなるのが、鶴見篤四郎中尉(玉木宏)率いる、大日本帝国陸軍「第七師団」。鶴見は、北海道に軍事政権を樹立することを目論み、金塊をその軍資金代わりに必要としていた。そして、新撰組の「鬼の副長」こと土方歳三(舘ひろし)の一派も参戦。戊辰戦争で戦死したとされていた土方がかつての盟友・永倉新八(木場勝己)と合流し、自らの野望の実現のために金塊を追い求める。劇中では、この3大勢力が共闘や裏切りを重ねていく様子が、迫力のアクションを交えて活写されていく。爆走する馬ゾリでの戦い、炭鉱トロッコに乗って繰り広げられるガンアクション、個性豊かなキャラが激突する肉弾戦。スリル満点の場面が、息つく暇もなく畳みかけてくる。
また刺青囚人探しの旅において、杉元&アシリパは網走監獄の脱獄囚・白石由竹(矢本悠馬)と仲間となり、あらゆるクセ者たちとの出会いと別れを繰り返していく。連続ドラマ『北海道刺青囚人争奪編』では、金塊をめぐるバトルが激化するだけでなく、第七師団や土方一派、そして刺青にまつわる人々のキャラクター性や内面もより深く、濃厚に描き出された。激動の時代において、命を燃やすように生きる者たち。その生き様やドラマ性にも胸を熱くできるのが、本シリーズなのだ。
続きを読む
■推しが見つかる! 個性的なキャラクターの魅力を豪華俳優陣が体現
これほどまでに個性と魅力に満ちたキャラクターが、次々と現れる作品はそう多くない。その濃密さもあり、本シリーズは「実写化不可能」とさえささやかれてきた。しかし、実写映画第1弾『ゴールデンカムイ』の公開と共に、その評価は一変。原作への深い理解とすさまじいエネルギーを放つ、圧倒的再現度のキャラクターがお目見えし、原作ファンからも賛辞が送られたのだ。
「キングダム」シリーズなど数々の人気コミックの実写化を成功に導いてきた山崎賢人は、杉元のギラギラとした生命力を鮮やかに体現。「俺は不死身の杉元だ!」と自身を鼓舞しながら繰り出すアクションも勇ましく、改めて山崎の唯一無二の高い身体能力が伺える。アシリパ役を担った山田杏奈は、キャラクターの純粋さと意志の強さを瞳にも映し出した。コミックでおなじみの“変顔”や思い切ったセリフまで見事にやり遂げ、愛すべきアシリパのお目見えに心が踊ることだろう。山崎演じる杉元の佇まいからは、戦争を経験した杉元の痛みや傷まで見え隠れするのが、またスゴイ。杉元の心は、「新しいアイヌの女」として未来を見つめるアシリパと過ごす中で、少しずつ癒されていく。最新映画『網走監獄襲撃編』では、より強固となっていく2人の絆にも注目だ。
続きを読む
杉元&アシリパと行動を共にする白石由竹を演じるのは、矢本悠馬。白石の明るさやお調子者ぶりを伸びやかに示すなど、矢本がシリーズのコメディリリーフとも言うべき役回りをすばらしく演じており、白石の動向から目が離せなくなる。また第七師団を率いる鶴見中尉を演じるのは、玉木宏。日露戦争で損傷した前頭部を覆う額当て姿も驚くほどハマり、鋭い眼差し、師団員を惹(ひ)きつける圧巻のカリスマ性まで、原作から飛び出てきたよう。
第七師団の上等兵で、凄腕のスナイパーである尾形百之助に扮した眞栄田郷敦は、ガンアクションにトライしている。髪をかきあげる姿も、実にクール。連続ドラマ『北海道刺青囚人争奪編』では、杉元たちと行動する時間も増える尾形だが、敵か味方かわからないミステリアス性も彼の魅力だろう。
そして連続ドラマ『北海道刺青囚人争奪編』から登場したのが、第七師団少尉の鯉登音之進。起用された中川大志は、鯉登の特徴である早口の薩摩弁も猛特訓によって習得してみせた。ドラマ放送時には「薩摩弁も完璧!」と話題になったほか、「キエエエエエエエッ!」と猿叫しながらのアクションも鯉登そのもの。また、舘ひろしがどっしりとした存在感で、土方歳三のシビれるような貫禄を具現化している点も見逃せない。「常々演じてみたいと思っていた役」と語り、土方歳三という役を渇望していただけに、佇まいから醸される役作りへの説得力が伝わるはずだ。
続きを読む
さらに、最新作である映画『網走監獄襲撃編』では、第七師団随一の“ヤバイ”男・宇佐美時重が降臨する。演じるのは、稲葉友。すでに解禁されたビジュアルでは、宇佐美のチャームポイントである両頬のホクロ君も健在。妖しくも耽美な雰囲気を持ち、鶴見への忠誠心が印象的なキャラを、稲葉がどのように演じているのかにも期待がかかる。そして、愛すべき“脱力系中年”門倉利運役を和田聰宏、盲目のガンマン・都丹庵士役を杉本哲太、鯉登の父で海軍将校の鯉登平二役を國村隼が熱演。クセ者ぞろいの本作で、新キャラクターがどのような魅力を放つのかにも注目だ。
■世界中で大反響! 記録が裏付ける『ゴールデンカムイ』の人気とは?
本シリーズでは、役者陣が個性豊かな役柄を心から楽しみながら演じていることが、ひしひしと伝わってくる。その熱気がキャラクターの躍動感へと昇華され、観る者それぞれに“推し”が生まれる作品として結実しているのだ。さらに、その情熱は役者だけにとどまらない。監督をはじめとするスタッフ全員が前のめりで『ゴールデンカムイ』の世界に没入しているからこそ、どの場面からも一切の妥協を感じさせない。
続きを読む
WOWOWでは、撮影を支える職人の技を紹介する『「連続ドラマW ゴールデンカムイ」の舞台裏ッ!!』や、キャストインタビューを集めた『「連続ドラマW ゴールデンカムイ」猛き者たちの言葉ッ!!』、白石役の矢本と牛山辰馬役の勝矢がロケ地をめぐる『矢本悠馬と勝矢が行くッ!!「連続ドラマW ゴールデンカムイ」ゴールデンNAVI』といった、特別番組もWOWOWオンデマンドにて独占配信中。撮影の裏側を知ることで、スタッフ・キャストが原作への深い愛情やアイヌ文化への敬意、そして数々のアイデアと磨き上げられた技を惜しみなく注ぎ込み、唯一無二の世界観を生み出してきたことがはっきりと見えてくる。
その作り手の情熱は、確実に受け手へと伝播した。2024年1月に公開された実写映画第1弾『ゴールデンカムイ』は、公開週の週末動員ランキングで堂々のナンバーワンを獲得(興行通信社調べ)。SNSでは、「原作ファン大納得ムービー」「漫画原作の実写化では最高傑作」との声も見受けられた。
続きを読む
WOWOWにて放送・配信された連続ドラマ『北海道刺青囚人争奪編』も大きな話題を呼び、続くNetflix・Global配信では、映画版が59の国と地域でTOP10入り。週間グローバルTOP10(非英語映画)にて初週1位を獲得し、2週連続でTOP10入りする快挙を成し遂げている。最新作である映画『網走監獄襲撃編』では、闘いが苛烈を極める中、“のっぺら坊”がアシリパの父・ウイルクであるという証言が噴出するなど、衝撃の展開が巻き起こる。真偽を確かめるため、網走へ向かう杉元とアシリパ。“のっぺら坊”が収監された、鉄壁の要塞“網走監獄”で明らかになることとは――? 最新作の封切り時には、再びお祭り騒ぎとなること間違いナシ! 血の通った迫力で迫る『ゴールデンカムイ』の世界を、浴びるように楽しんでほしい。(文:成田おり枝)
映画『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』は、3月13日公開。映画『ゴールデンカムイ』、連続ドラマ『ゴールデンカムイ 北海道刺青囚人争奪編』はWOWOWオンデマンドで配信中。
※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記。
※アシリパの「リ」は小文字が正式表記。
記事一覧に戻る