クランクイン!
 レオス・カラックス監督の代表作『ポーラX』の4Kレストア版より予告映像と新場面写真が解禁された。併せて、レオス・カラックス×H.P.FRANCEコラボTシャツの発売も決定した。 『ポンヌフの恋人』(91年)から8年、レオス・カラックスは『ポーラX』で復活する。19世紀半ばのアメリカ小説、ハーマン・メルヴィルの『ピエール』(1852)の映画化で、小説の仏題“Pierre ou les ambiguite”(ピエール、あるいは曖昧なるもの)の頭文字Polaに謎のXをつけた暗号だった。
 原作『ピエール』は、発表当時あまりに背徳的で虚無的な内容のため「メルヴィル発狂す」と報じた新聞まであった特異な怪物的作品だった。カラックスは現代のパリに設定を変え、2人の絶望の深み、そしてその果てにあるあらゆる愛憎あらゆるしがらみからの超越を、壮絶なロマンティシズムの物語として描いた。
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