ポール・マッカートニー（83）＆リンゴ・スター（84）、ビートルズの存命メンバーとしての特別な絆が素敵

　ザ・ビートルズの4人のメンバーのうち2人の存命メンバーで、長年の友人であるポール・マッカートニー（83）とリンゴ・スター（84）が、お互いの間にある特別な絆について語った。　Peopleによると、7月2日付のThe New York Timesに掲載されたリンゴの特集記事で、「ジョンとジョージがいない今、永遠に続くものなど何もないと知ったと思う」とポールがコメント。「だから、自分が持つものを大切にするんだ。それこそが本当に特別だと気が付いたからね。ほかの人には得難いものなんだ。実際、僕らの場合も、他では手に入らないものだ。僕とリンゴだけ。思い出を分かち合えるのは僕らだけなんだ」と話したそうだ。
　1960年代から1970年にかけて世界中でセンセーションを巻き起こしたビートルズだが、4人のメンバーのうち、ジョン・レノンは1980年に40歳の若さで凶弾に倒れ、ジョージ・ハリスンも、2001年にがんのために58歳でこの世を去っている。

　昨年12月、ロンドンのO2アリーナで行われたポールのコンサートにリンゴが出演し、およそ5年ぶりにステージで再会を果たした。リンゴとともに「ヘルター・スケルター」を演奏したポールは、同曲は「純然たるロック」だったにも関わらず、リンゴと久しぶりに共演したために「少しばかり感情的になった」と明かしていた。
　またリンゴは2023年のAARP誌のインタビューでも、ポールとの絆についてコメント。「俺がポールを愛するように、ポールも俺を愛してくれる。彼は兄弟のような存在だ。一人っ子だったのに、突然3人も兄弟が出来た。僕らはお互いを気遣っていた」と話していたそうだ。

　なおビートルズは、このあとサム・メンデス監督がメガホンを取り、メンバー4人それぞれの視点で解散までを語る伝記映画4作品『THE BEATLES ‐ FOUR FILMS（仮題）』の製作が明らかになっている。
　ポール・マッカートニー役は、『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のポール・メスカル（29）、ジョン・レノン役は『ベイビーガール』や『逆転のトライアングル』のハリス・ディキンソン（28）、ジョージ・ハリスン役は『クワイエット・プレイス：DAY 1』のジョセフ・クイン（31）、リンゴ・スター役は『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』や『イニシェリン島の精霊』のバリー・コーガン（32）が演じ、4作品は、2028年4月7日全米公開される予定。